その日は早起きでした。

このところの運動不足は否めない。朝ごはん前に散歩に出かけることにしました。

 

いつも車で通りすぎるその道の左右の雑木林がそろそろ終わり近づいたとき、視界に入った黄色の植物。一瞥してそのまま通り過ぎ、数歩進んだその時に記憶の扉がバチーンと開き、足を止め踵を返しその黄色い花の植物の場所まで戻りしげしげと眺めながら思いました。

私の記憶が確かならば、目の前植物は「きんらん」かもしれないと。残念なことに植物図鑑でしか見たことが無い幻の「きんらん」。子供の頃から野山で「んらん」にはしばしば遭遇したことがあります。それなら近くに「きんらん」は生えていないものかと、探索するも一度もお目にかかることはなく現在に至ります。

今まで見たくても見つけることができなかったのに、こんな道端に生えているものかな、いやいやこれが本当に「きんらん」とは限らないし、いつぞやのニュースで「きんらん・ぎんらん」が絶滅危惧種に登録されたとか、間違いかもしれないけど、早起きしたおかげで、こんなにわくわくすることができたし、このタイミングでなければ、花が咲いていなければ気づくこともなかったはずで、よくも目に入ってくれました。

 

そして山の掟、どんなに珍しくてももぎ取るような愚かな真似はしてはいけません、移植なんて以ての外、写真に収めてお終い。名残惜しくもその場を後にし、しばらくはその時わきおこったいろいろな感情の余韻を楽しみました。

 

家に帰り朝ごはんは、最近はまっているフレンチトースト、美味しいです。そしてハミガキ、また来年の再会を願いつつ・・・。

イキョクチョー


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